性格心理学.com

性格心理学が抱える問題

性格心理学会が日本で設立されたのは、
1992年のことです。

 

この「日本性格心理学界」の設立により、
わが国の性格心理学は新しい発展のステップを迎えています。

 

しかし、性格心理学の抱える問題はいろいろあります。

 

たとえば、個人の性格は一貫性ではなく、
状況によって変わらない、
一定で変容しないという恒常性であるという
伝統的な考え方があるのと同時に、
「性格はそのような性質を持っていない、
状況によって変化するものである」
という考えも平行して流れています。

 

個人の性格は恒常性で変容しないという論は、
性格のベースを個体内の精神身体的なシステムである
神経系や内分泌腺に求めるため、
実在論と呼ばれています。

 

そして、性格は、状況によって変化するというのは、
アメリカの心理学者ミッシェルが提唱した「状況論」と呼ばれます。

 

また、ゴールマンによって「感情的知能」が提唱された後、
日本では「感情指数(EQ)」として取り上げられ、
知能指数よりも「こころの知能指数」が強調されています。

 

これは、人間的な優しさや、
社会的な豊かさが再認識されたといえるでしょう。

 

さらに、「偽科学」の問題もあります。

 

偽科学とは血液型性格診断と呼ばれるもので、
科学的や性格心理学に対抗する考え方です。

 

この血液型性格診断は、
日本人に広く認知され、一般的に愛用されています。

性格心理学の動き

アメリカの心理学界では、Big5(ビックファイブ)
という考え方が台頭しています。

 

このBig5とは、性格を5種類の大きな特性にわけ、
それによって説明しようとするもので、
日本でも研究が進んでいます。