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性格は変えられるか?

性格は、変えることはできるのでしょうか。
変えることはできないのでしょうか。

 

それは、性格というものをどう解釈するかによって
意見が異なります。

 

私たちヒトは、置かれた状況によって行動を変えることができ、
そして、状況によって行動を変えます。

 

たとえば、子どもに対して行動が変わる、
奥さんに対して行動が変わる、
医師に対して行動が変わる、
上司に対して行動が変わる・・・などがあります。

 

しかし、それは性格が変わったということではないようです。

 

ただ、性格は、状況によって変わるという人もいます。

 

性格は変わらない

 

近年は、心理学関係の勉強をしている学生が多く、
カウンセラーになりたいと希望している人がたくさんいます。

 

そして、カウンセラーの資格を取得しようとして、
とても努力をしています。

 

カウンセリングは心理療法の一種で、
爪を噛む癖とか、
家庭内暴力など、表面的なものを治す事ができればよいと考えるカウンセラーもいますし、
そういった異常行動の元になっている性格を
直さなければいけないと考える立場のカウンセラーもいます。

 

青少年非行や犯罪は、
性格というものが心理療法によっては
簡単に変えることができないということを示しています。

 

性格が変わらない人、変えることができない人はたくさんいます。

 

ですから、特に未熟なカウンセラーが、
自分が習得した少ない技法で、
どうにもすることができない精神病変を治そうとしたり、
変わらないほどの強さを持っている性格を変えようとするのは
とても危険です。

 

しかし、人の性格は見方を変えると良い性格になります。
たとえば、短所も見方を変えれば長所になるという具合です。

鈴木乙史の性格の変化の分類

不適切な変化

 

精神病による病的変化、薬物中毒による病的変化、
外傷による病的変化、特異な体験による病的変化など。

 

適応的な変化

 

人生にとっての建設的、向上的な変化で、
病的な変化ではないもの。

 

心理療法による変化、
危機を克服することによって形成された変化、
成熟による変化など。

 

 

このように人の性格は、変化の仕方によって分類することができます。
適応的な変化について、もう少し詳しく説明してみます。

 

心理療法による変化

 

心理療法による変化を期待する場合、
カウンセリングを行います。

 

この場合のカウンセリングは、いろいろな技法がありますが、
日本では、来談者中心療法であるアメリカのロジャーズの技法を用いることが多いです。

 

ロジャーズの来談者中心療法とは、
来談者であるクライアントが何回かに渡って面接を受け、
その面接によって、新しい自分を発見するものです。

 

来談者の知的レベルは平均以上であることが必要で、
まず自覚する力が必要です。

 

危機を克服することによる変化

 

危機を克服することによって形成された変化とは、
配偶者や恋人が亡くなったり、困難を伴う修行をすること子になったり、
九死に一生のいのち拾いをした場合などの変化です。

 

成熟による変化

 

人の性格は、成熟によって変化することもあります。

 

たとえば、粗暴な男性が、年を取ることによって
だんだん優しくなったり、
逆にもともと頑固な人が、年を取ることによって
ますます頑固になり、周囲に嫌われるほど担ってしまうなどです。

 

 

適応的な変化には、このような変化がありますが、
性格を変えるというよりも、
性格の長所を引き出すことに力を入れてみると良いのではないでしょうか。

 

たとえば、神経質な人の短所は、「小心者」となりますが、
長所としてみれば、「気配りが良い」ということになります。