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性格の特性

性格を特性(トレイツ)という要素(エレメント)に分けて、
それを数量的に測定する方法もあります。

 

性格を類型(タイプ)に分けて理解するものを「類型説」というのに対し、
性格を特性という要素に分けて測定するものを「特性説」といいます。

 

特性説では、性格を作り上げるエレメントに相当する特性を
性格の検査で測定しますが、
性格は物質ではないため、研究する学者によって
そのエレメントに当たるものが異なります。

 

つまり、性格心理学では、
性格を構成しているエレメントの統一性が取れません。
自然科学のように、物質の構造論がしっかりしていないのです。

 

ですから、自然科学のように測定することができませんし、
将来的にも絶対できるものではありません。

 

ここでは、アメリカの心理学者ギルフォードの考え方を紹介します。
このギルフォードの考え方である特性説は、日本に移入され、
日本版の性格検査「矢田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)」
になっています。

性格を特性別に分けたギルフォードの考え方

ギルフォードは、因子分析法によって、
13種類の特性を発見しました。

 

(1) 抑うつ性(D): 理由もなく不安になることが多いかどうか。

 

(2) 回帰性傾向(C): しばしば気分が動揺するかどうか。

 

(3) 劣等感(I): 人に劣る感じに悩まされるかどうか。

 

(4) 神経質(N): 感情が傷つけられやすいかどうか。

 

(5) 客観性の欠如(O): いやな人と道で出会うと避けて通るかどうか。

 

(6) 協調性の欠如(Co): 親友でも本当に信用できないと思うかどうか。

 

(7) 愛想の悪さ(Ag): 人は結局利欲のために働くのだと思うかどうか。

 

(8) 一般的活動性(G): 仕事は人よりずっと速いかどうか。

 

(9) のんきさ(R): いつも何か刺激を求めるほうか。

 

(10) 思考的外向性(T): むずかしい問題を考えるのはきらいかどか。

 

(11) 支配性(A): 会やグループのために働くのが楽しみかどうか。

 

(12) 社会的外向性(S): 人と広く付き合うのが好きかどうか。

 

(13) 男性度(M): 黒闇がこわくないかどうか。

 

  * 日本版の性格検査矢田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)」には、
   男性度(女性度)についての検査項目は含まれていません。

矢田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)

矢田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)の結果は、
A型(Average、平均型)、
B型(Blast、不安定積極型)、
C型(Calm、安定消極型)、
D型(Directive、安定積極型)、
E型(Escape、不安定消極型)の5つのタイプに分けられ、
さらに多角的に診断されます。